YuCon 月次レポート

月次レポートの見方ガイド

毎月お届けする「月次レポート」は、みなさんが日々更新してくださった混雑度を、ひと月分まとめて振り返るためのものです。このガイドでは、レポートの各部分が何を表しているか、どこを見ればよいか、そして日々の営業にどう活かせるかを、専門用語をできるだけ使わずに説明します。

対象: 施設の運営に関わるすべての方版: レポート定義 v3 (2026 年 9 月分以降)所要時間: 要点だけなら 3 分、全部で 20 分
1 章

レポートは何のためのもの?

混雑度を更新すると、その瞬間の「いま空いています」「混んでいます」がお客さまに伝わります。月次レポートは、その一つひとつの更新をひと月分まとめて、「いつ混みやすく、いつ空きやすかったか」を振り返るためのものです。数字はすべて、みなさんの施設の更新記録から作られています。他の施設の数字や順位は載りません。

3 分で分かる要点

  1. 毎朝、当月分の「速報」が更新されます。月が替わって 1〜3 日目に前月分が「確定版」になり、事業者のオーナーと施設情報の編集権限を持つメンバーに、管理画面へのリンク付きのお知らせメールが届きます (メールにレポートの数字は載りません)。
  2. 1 ページ目は「まとめ」、2 ページ目「図版」は「日ごと・時間ごとの中身」です。サブ設備 (サウナ、駐車場など) を登録している施設は、サブ設備ごとの図版ページも付きます。
  3. 数字が足りないときは「—」や「集計中」「データ不足」とそのまま出ます。少ない記録から無理に率を出すことはしません。
  4. 更新の回数が多い月ほど、レポートは濃くなります。「更新カバレッジ」がその物差しです。
  5. 天気の情報は気象庁の観測値 (施設の地域の代表地点) をお借りしています。レポートに「出典: 気象庁」と必ず書いてあります。

速報と確定版

月の途中に見えるレポートは速報で、「速報 (9/10 時点)」のように前日までの記録で毎朝作り直されます。月が替わると前月分が確定版になります。確定版は月の 1〜3 日目に毎朝作り直され、「確定 第 1 版」から「第 3 版」まで版が進むことがあります。4 日目以降は、運営側で集計をやり直したときだけ版が進みます。天気の確定値が 3 日目までに揃わなかった場合は、速報値のままの日を含めて確定版が作られ、注記に「天気の N 日分は速報値」と出ます。

2 章

数字の約束 (正直に見せるための決まり)

レポートの数字には、読み違いを防ぐための決まりがあります。ここを押さえておくと、どのページも同じ感覚で読めます。

決まり意味
数えるのは「更新した記録」だけスタッフが手で更新した混雑度と、あとから入れた過去の記録 (過去補完) を数えます。設定で自動的に引き継がれた値 (自動継続) は数えません。誰も見ていない時間の値を実績にしないためです。
営業時間の中だけ営業時間外の更新は集計に入りません。営業時間は施設の設定 (スケジュール) から日ごとに決まります。
足りないときは足りないと出す記録が少ない時間帯は「データ不足」、記録が少ない区分の率は「—」、閲覧数が少ない月は「集計中」と出ます。推定で埋めることはしません。
他の施設と比べない載るのは自分の施設の数字だけです。順位や平均との比較はありません。
天気は「並べて見る」だけ天気の区分ごとの空き時間率は、その月に見えた並びを示すものです。まとめ文が「今回の観測範囲では、」で始まるのはそのためで、天気が原因だと断定しているわけではありません。
ポイント

「—」が多い月は、レポートが壊れているのではなく、記録が少なかった月です。更新の回数が増えると、翌月からその欄に数字が入ります。

3 章

1 ページ目の見方

1 ページ目は、その月の「まとめ」です。上から順に 6 つの部分があります。

YuCon 月次レポート2026年9月確定 (第 1 版)施設名1
実績ヒートマップ2
今月の要約3
空き時間率高混雑率
レベル分布
更新の状況 — 更新カバレッジ / 更新継続率4
見られている状況 — user アプリの閲覧 / ウィジェット / お気に入り5
注記: 集計時点 / 定義の版 / 計測開始 …6
  1. 見出し — 月、速報か確定版か (「速報 (9/10 時点)」「確定 (第 1 版)」)、施設名。デモ用の施設には「デモ施設 (自動更新データ)」の印が付きます。
  2. 実績ヒートマップ — 曜日 × 時間帯の表。その月にその曜日・時間帯で記録された混雑度の「中央値」(真ん中の値) を色で表します。次の図で詳しく説明します。
  3. 今月の要約 — 最も混んだ曜日・時間帯、最も空いていた曜日・時間帯、更新カバレッジを短い文で。下に空き時間率・高混雑率・レベル分布の数字が並びます。
  4. 更新の状況 — 更新カバレッジ (営業時間のうち記録があった割合) と更新継続率 (営業日のうち、その場での更新があった日の割合)。
  5. 見られている状況 — 利用者向けアプリで施設ページが見られた回数、ウィジェット (自社サイトに埋め込んだ混雑表示) の表示時間、お気に入りに登録している人の数。
  6. 注記 — 集計した日、定義の版、営業時間が分からず除外した日数、計測を始めた日など。数字の前提が書いてあります。

実績ヒートマップ

実績ヒートマップ曜日 × 時間帯 · 5 段階の見本
実績ヒートマップ (見本) 日・祝 13時 1 1 1 1 2 2 14時 1 1 1 1 2 3 15時 2 1 2 2 3 3 16時 2 2 2 2 3 4 17時 2 2 3 3 4 4 18時 3 3 3 3 4 4 19時 3 3 3 4 4 3 20時 3 3 3 3 2 21時 2 2 2 2 1 空き 2 3 4 5 混雑 データ不足 営業時間外 1234
  1. 色 = 中央値のレベル — その曜日・時間帯に記録された混雑度を並べたとき、真ん中にくる値です。色が濃い (数字が大きい) ほど混んでいた時間帯です。5 段階の施設は 1〜5、3 段階の施設は 1〜3 で表します。
  2. 斜線 = データ不足 — 記録が 2 回未満、または記録があった日がその時間帯の営業機会 (営業した日数) の半分未満の時間帯です。値を推定せず、色を付けません。
  3. 薄い斜線 = 営業時間外 — その曜日は営業していない時間帯 (定休日や短縮営業の日) です。
  4. 「日・祝」の列 — 祝日は日曜日の列にまとめています。祝日は日曜に似た動きになることが多いためです。
見るポイント

横一列に色の濃いマスが並ぶ時間帯が「混みやすい時間」、縦一列に濃い曜日が「混みやすい曜日」です。斜線 (データ不足) が多い列は、その曜日の更新が少なかった印でもあります。

空き時間率・高混雑率・レベル分布

空き時間率は、記録があった時間のうちレベル 1 (いちばん空いている) だった時間の割合、高混雑率は最も高いレベルだった時間の割合です。レベル分布は、記録があった時間がレベルごとに何時間あったかを 1 本の帯で示します。それぞれの数字の横に「初月」または前月との差 (+3 pt など) が付きます。

更新の状況

更新カバレッジ = 記録があった時間 ÷ 営業時間。たとえば「42% (観測 126 時間 / 営業 300 時間)」なら、営業時間 300 時間のうち 126 時間分の記録があったということです。更新継続率 = その場での更新があった営業日 ÷ 営業日数。「18/26 日 (69%)」なら 26 営業日のうち 18 日は少なくとも 1 回、営業時間内にその場で更新した、という意味です。あとから入れた過去補完だけの日は数えません (更新カバレッジには入ります)。

見られている状況

利用者向けアプリで施設ページが見られた回数と、ウィジェット (自社サイトなどに埋め込んだ混雑表示) が実際に表示されていた延べ時間 (分) です。月の合計が 10 回 (10 分) に満たないときは「集計中」と表示します。少ない数字を大きく見せないための決まりです。

4 章

2 ページ目「図版」の見方

2 ページ目には 5 つの図が載ります。どれも 1 ページ目と同じ記録 (更新した記録、営業時間内のみ) を、日ごと・時間ごとに描き直したものです。新しい率を計算したり、他の施設と比べたりはしません。

図 1 日別の混雑と天気施設 B (見本) · 2026 年 9 月 · 速報 (9 日まで集計)
未集計 (9 月 9 日までを集計) 15℃ 25℃ 35℃ 0 50 100 降水量 (mm) 最高 / 最低気温 (℃、右の目盛り) 天気区分 0 h 2 h 4 h 6 h 営業時間内の観測 (時間) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 1 空き 2 3 4 5 混雑 未更新 (営業時間内・観測なし) 雨 (1 mm 以上) 雨なし・日照 4 時間以上 雨なし・日照 4 時間未満 速報値 (白い斜線) 最高気温 最低気温 土日・祝 出典: 気象庁 (アメダス 東京 の日別値を加工) 1234567
  1. 上段: 気温と雨 — 赤い実線が最高気温、紫の破線が最低気温 (右の目盛り ℃)、青い棒がその日の降水量 (左の目盛り mm)。
  2. 天気の帯 — その日の天気区分。青 = 雨 (1 mm 以上)、橙 = 雨なし・日照 4 時間以上、灰 = 雨なし・日照 4 時間未満。白い斜線が入っている日は、まだ気象庁の確定値に置き換わっていない「速報値」です。
  3. 下段: 積み上げ棒 — その日の営業時間のうち、混雑度の記録があった時間を、レベルの色で下から積み上げたものです。棒が高いほど「よく更新した日」、濃い色が多いほど「混んでいた時間が多い日」。
  4. 灰色の斜線 = 未更新 — 営業時間のうち記録が無かった時間です。棒の上に積まれます。この斜線が減るほど、レポート全体が濃くなります。
  5. 未集計 — 速報は前日までしか集計していないので、まだ来ていない日は斜線で「未集計」です。月が替わって確定版になると全部埋まります。
  6. 「休」と「—」 — 「休」は定休日。「—」は営業時間が分からず集計から外した日 (注記の「営業時間が不明のため除外」と同じ日数)。空欄は、その日に設備や記録が無かった日です。
  7. 曜日と地色 — 土日・祝の列には薄い地色が付きます。祝日は「祝」と表示します。
見るポイント

雨の日 (青い帯) の棒と、そうでない日の棒を見比べてみてください。棒の中の濃い色の割合が違えば、天気で客足が変わっているかもしれません。ただし判断は 2 章の「数字の約束」どおり慎重に。

図 2 時間帯ごとの混雑の目安施設 A (見本) · 2026 年 8 月
1 空き 2 3 4 5 混雑 レベル (各時間帯の中央値) 13 時台 14 時台 15 時台 16 時台 17 時台 18 時台 19 時台 20 時台 21 時台 平日 (祝日を除く) 土日・祝 記号の行 = 平日 / 土日・祝の順。△ = データ不足 (点を打たない)、— = 営業時間外 123
  1. 2 本の線 — 黒の実線が平日 (祝日を除く)、青の破線が土日・祝。縦軸はレベルで、背景の色帯がそのレベルの色です。実績ヒートマップと同じ「中央値」を、曜日を 2 つにまとめて線にしたものです。
  2. 記号の行と下の表 — 記録が足りない時間帯は点を打たず、△ (データ不足) などの記号を出します。営業時間が長い施設では、下に「観測日数 / 営業機会の日数」の表が付きます。
  3. 右の凡例 — 1 空き 〜 5 混雑 (3 段階の施設は 1〜3)。
図 3 天気区分・気温帯別の空き時間率施設 A (見本) · 2026 年 8 月
天気区分 空き時間率 0% 50% 100% 月全体 27% 雨 (1 mm 以上) 31% 観測 12 / 12 日、月全体との差 +4 pt 雨なし・日照 4 時間以上 24% 観測 12 / 12 日、月全体との差 -3 pt 雨なし・日照 4 時間未満 25% 観測 3 / 3 日、月全体との差 -2 pt 最高気温 空き時間率 0% 50% 100% 月全体 27% 10℃ 未満 観測 0 日 10〜19℃ 観測 0 日 20〜24℃ 23% 観測 4 / 4 日、月全体との差 -4 pt 25〜29℃ 32% 観測 13 / 13 日、月全体との差 +5 pt 30℃ 以上 23% 観測 10 / 10 日、月全体との差 -4 pt 点線 = 月全体の空き時間率。棒なし = 率を出さない区分 (観測 3 日未満 / カバレッジ 50% 未満) 1234
右側は最高気温の帯 (10℃ 未満 / 10〜19℃ / 20〜24℃ / 25〜29℃ / 30℃ 以上) で同じ見方です。数字が十分そろった区分だけ、図の下に「今回の観測範囲では、…」で始まる 1 行のまとめ文が付きます。
  1. 天気区分 (左) — 雨 (1 mm 以上) / 雨なし・日照 4 時間以上 / 雨なし・日照 4 時間未満 の 3 つ。名前がそのまま数値のルールになっています (気象庁の「晴」「曇」の天気概況ではありません)。
  2. 点線 = 月全体の空き時間率 — 各区分の棒が点線より右なら、その区分の日は月全体より空いていた、左なら混んでいた、という見方です。
  3. 棒と数字 — その区分の日々の空き時間率と、右に「観測日数 / その区分の営業日数」「月全体との差 (pt)」。
  4. 「—」の区分 — 記録があった営業日が 3 日未満、または記録があった時間がその区分の営業時間の半分に満たない区分は、率を出さずに日数だけを示します。
図 4 閲覧数の推移施設 B (見本) · 2026 年 9 月 · 速報
未集計 0 10 user アプリの閲覧 (回 / 日) 2 8 2 1 4 6 3 3 未集計 0 100 ウィジェットの表示 (分 / 日) 38 61 44 29 57 72 40 35 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 月の合計が 10 回 (ウィジェットは 10 分) 未満の系列は棒を描かず「集計中」 12
  1. user アプリの閲覧 (回 / 日) — 利用者向けアプリで施設ページが見られた回数です。月の合計が 10 回未満のときは、日ごとの棒を描かずに「集計中」と出ます。
  2. ウィジェットの表示 (分 / 日) — 自社サイトなどに埋め込んだ混雑表示が実際に表示されていた時間です。ウィジェットを設置していない施設には出ません。この図は施設全体のもので、サブ設備のページには載りません。
図 5 更新カバレッジの推移施設 B (見本) · 2026 年 9 月 · 速報
未集計 (9 月 9 日までを集計) 0% 50% 100% 更新カバレッジ (観測 ÷ 営業時間) 57 43 86 57 43 71 71 第 1 週 57% (5 営業日) 第 2 週 71% (2 営業日) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 太線 = 週 (月〜日) の平均。棒 = その日の更新カバレッジ 123
  1. 週の平均 (太線) — 月〜日の週ごとに、記録があった時間 ÷ 営業時間 をまとめた値。「第 1 週 76% (4 営業日)」のように営業日数も出ます。
  2. 日ごとの棒 — その日の更新カバレッジ。定休日や営業時間が分からない日は棒がありません。
  3. 未集計 — 図 1 と同じく、速報ではまだ来ていない日が斜線になります。

サブ設備のページ

サウナ、駐車場、男湯 / 女湯のようにサブ設備を複数登録している施設では、施設の図版ページの後にサブ設備ごとの図版ページが続きます (見出しは「施設名 › サブ設備名」)。そのサブ設備の記録だけで作られ、段階数もサブ設備の設定に従います。閲覧数の図はありません (閲覧は施設単位で数えるため)。

5 章

印と言葉の早見表

印・言葉意味出る場所
1 〜 5 の色混雑度のレベル。数字が大きいほど混んでいます (3 段階の施設は 1〜3)ヒートマップ、図 1、図 2
灰色の斜線未更新 (営業時間のうち記録が無かった時間)、または未集計 (速報でまだ来ていない日)図 1、図 4、図 5
白い斜線 (天気の帯)速報値。まだ気象庁の確定値に置き換わっていない日図 1 の天気の帯
データ不足 / △記録が少なく、値を出さない時間帯ヒートマップ、図 2
率を出さない区分 (記録の日数か時間が足りない)、または営業時間が分からず除外した日図 3、図 1、1 ページ目
集計中閲覧数が月 10 回 (ウィジェットは 10 分) 未満で、数字を出さない状態1 ページ目、図 4
定休日図 1、図 5
空欄その日に設備や記録が無かった (登録前、削除後、記録の欠け)図 1
初月前月の確定版が無く、前月比を出せない1 ページ目の数字の横
段階数の変更あり / 確認できず月の途中で混雑度の段階数が変わった (または確認できなかった) ため、レベル別の値を出さない1 ページ目、図版
速報 (M/D 時点) / 確定 (第 N 版)当月分の速報 (前日まで) / 前月分の確定版と、その版数見出し
出典: 気象庁天気の値は気象庁アメダスの日別値 (施設の地域の代表地点) を加工したもの図版ページの注記
6 章

活用例 (いろいろな業種で)

レポートは「見て終わり」ではなく、次の月の小さな工夫につなげるためのものです。業種を問わず使える例を挙げます。どの例も「見る場所 → 読み取り → 試すこと」の順です。数字が少ない月は、まず更新を増やすことから始めてください。

温浴施設・スパ

雨の日は空く? を確かめて、雨の日の一言を用意する

見る場所
図 3 の「雨 (1 mm 以上)」の棒と点線 (月全体)。図 1 で青い帯の日の棒。
読み取り
雨の日の空き時間率が月全体より高い月が続くなら、雨の日はゆっくり入れる日、と言える材料になります。
試すこと
雨の日の朝に「本日はゆっくりご利用いただけそうです」と SNS や店頭に一言。翌月の図 3 と図 4 (閲覧数) で反応を見ます。
フィットネスジム・プール

混む時間帯を先に伝えて、来る時間を分けてもらう

見る場所
実績ヒートマップの濃い列、図 2 の平日と土日・祝の線。
読み取り
平日 19〜21 時だけが濃く、昼は薄いなら、昼の空きを知らない人が多いかもしれません。
試すこと
「平日 14〜17 時はゆったり」と掲示や案内に書く。翌月の図 2 で昼の線が少し上がり、夜が少し下がれば分散が進んだ印です。
飲食店・カフェ

平日と土日の違いを、仕込みとシフトに反映する

見る場所
図 2 の 2 本の線の差、1 ページ目のレベル分布。
読み取り
土日・祝の線が平日より高い時間帯があれば、その時間帯に席が埋まりやすい、と考えられます (混雑度は「混み具合」で、客数や売上そのものではありません)。
試すこと
売上や客数の記録と合わせて、土日のその時間帯の仕込みとスタッフ配置を見直す。翌月の高混雑率の変化で確かめます。
図書館・自習室・公共施設

混みやすい時期を事前に知らせる

見る場所
図 1 の日別の棒 (月のどの週に濃い色 = 混んでいた時間が多いか)。
読み取り
月末の週だけ濃い色が多い月が続くなら、試験期間や締め切りの前に混む、という周期が見えてきます。
試すこと
混みやすい週の前に「この時期は午前中が空いています」と案内。混雑の予告は利用者の不満を減らします。
美容室・クリニック・相談窓口

待ち時間の目安を「実績」で伝える

見る場所
実績ヒートマップの薄い (空いている) マス。
読み取り
予約なしで来る方が多い業種では、「この曜日のこの時間は待ちが少ない」を実績から言えます。
試すこと
窓口や予約ページに「木曜の午後は待ち時間が短めです」と一言。翌月に同じマスが濃くなりすぎていないかを見ます。
観光施設・イベント会場

告知の効果を、閲覧数と混雑の並びで振り返る

見る場所
図 4 の閲覧数が跳ねた日と、図 1 の同じ日の棒。
読み取り
告知した日に閲覧が増え、当日の棒が濃くなっていれば、告知が来場につながった可能性があります。
試すこと
次の告知は曜日や時間を変えて出し、翌月の同じ 2 つの図で比べます。
すべての業種

更新を「3 回の習慣」にして、レポートを濃くする

見る場所
1 ページ目の更新カバレッジと更新継続率、図 5 の週平均、図 1 の灰色の斜線。
読み取り
斜線が多い日は、その時間帯の混雑が誰にも伝わっていなかった時間です。
試すこと
開店直後・いちばん混む前・閉店前の 3 回だけ更新する、と決める。翌月は図 5 の週平均が上がり、ヒートマップの「データ不足」が減ります。
季節をまたいで

気温帯で見比べる

見る場所
図 3 の右側「最高気温」の帯。
読み取り
帯は季節が変わっても同じ区切り (10℃ 未満 〜 30℃ 以上) なので、「30℃ 以上の日はどうか」を夏と秋で見比べられます。
試すこと
暑い日に空くのか混むのかが見えたら、その日の営業時間の案内や飲み物の準備に反映します。
気をつけたいこと

1 か月分の数字だけで「原因はこれだ」と決めないでください。天気の図のまとめ文が「今回の観測範囲では、」で始まるのはそのためです。2〜3 か月続けて同じ傾向が見えたら、確かな材料になります。

7 章

よくある質問

Q. 「—」や「データ不足」ばかりで、何も分かりません。
その月の更新が少なかった印です。レポートが壊れているわけではありません。開店直後・混む前・閉店前の 3 回など、更新のタイミングを決めると翌月から数字が入り始めます。
Q. 「集計中」とは、まだ計算が終わっていないということ?
いいえ。閲覧数が月に 10 回 (ウィジェットは 10 分) に満たないため、数字を出していない状態です。小さな数字を大きく見せないための決まりです。
Q. 速報と確定版で数字が違います。
速報は前日までの記録で毎朝作り直すので、日が進むほど変わります。確定版は月の全日を使ったもので、月の 1〜3 日目は毎朝作り直され (版が進みます)、4 日目以降は運営側が集計をやり直したときだけ版が進みます。
Q. 天気の帯に白い斜線があります。
その日の天気がまだ「速報値」で、気象庁の確定値に置き換わっていない印です。確定版でも、3 日目までに確定値が揃わなかった日は速報値のまま残ります (注記に「天気の N 日分は速報値」と出ます)。確定値が揃ったあとに運営側が再集計すると更新されます。
Q. 天気の図がありません。
施設の地域に対応する観測地点がまだ用意されていない場合、天気の図は載らず、注記に「この地域は天気データ未対応」と書かれます。
Q. 「代表地点は横浜」とありますが、うちは川崎です。
近くに日照を観測している地点が無い地域では、隣の観測地点の値を使います。注記にその旨を書いています。
Q. 前月比が「初月」のままです。
前の月の確定版が無いか、集計の定義が変わった直後の月です。翌月から前月比が入ります。
Q. 確定版のお知らせメールが届きません / 止めたいです。
メールは事業者のオーナーと、施設情報の編集権限を持つメンバーに届きます。レポートの数字は載らず、管理画面へのリンクだけのお知らせです。配信は管理画面の 設定 > 通知 で止められます (一人ひとりの設定です)。
Q. サブ設備のページが多くて印刷が大変です。
レポート画面の「図版ページも印刷する」を外すと、1 ページ目だけを印刷できます。
Q. このレポートに、お客さまの個人情報は含まれますか?
含まれません。混雑度の記録、営業時間、天気、閲覧の回数だけです。誰が更新したかも載りません。
Q. 数字の元はどこにありますか?
すべて、みなさんの施設で更新された混雑度の記録です。自動で引き継がれた値や営業時間外の更新は数えていません。
8 章

用語集

混雑度 (レベル)1 (空き) から 5 (混雑) までの段階。施設の設定で 3 段階のこともあります。
記録 (観測)スタッフが更新した混雑度と、あとから入れた過去の記録。営業時間内のものだけを数えます。
中央値値を小さい順に並べたときの真ん中の値。極端な 1 回に引っ張られにくい代表値です。
更新カバレッジ記録があった時間 ÷ 営業時間。レポートの濃さの目安。
更新継続率その場での更新があった営業日 ÷ 営業日数。過去補完だけの日は数えません。
空き時間率 / 高混雑率記録があった時間のうち、レベル 1 だった割合 / いちばん高いレベルだった割合。
速報 / 確定版当月分を前日までで毎朝作り直したもの / 月が替わったあとに全日で作ったもの。
速報値 / 確定値 (天気)気象庁の観測値のうち、当日〜数日後に出る暫定の値 / 月初にまとまる確定の値。
ウィジェット自社サイトなどに貼り付けて使う、混雑状況の小さな表示部品。
サブ設備施設の中の個別の設備 (サウナ、駐車場、男湯 / 女湯など)。それぞれ混雑度を持てます。
pt (ポイント)割合どうしの差。「+3 pt」は空き時間率が 3 パーセント分高いこと。
定義の版 (v3)集計のルールの版。版が違う月どうしは前月比を出しません。